父母(ちちぶ)ケ浜のある香川県三豊市、こんぴらさんで知られる同県琴平町、日本三大秘境・祖谷(いや)渓を抱える徳島県三好市。
結構近いのに県境を挟むために遠いイメージの3地域を「ゴールデントライアングル(黄金の三角地帯)」と名付けて周遊ルートをつくろう。
そんな構想に移住者である若手社長が挑み、賛同者が増えている。
提唱しているのは、地域課題解決会社「オウライ」の社長、西崎健人さん(40)。ゴールデントライアングルの名は、タイ、ラオス、ミャンマー3国国境が交わる東南アジアの地域にちなんだ。
西崎さんは宇都宮市出身。10年前に、東京から、香川、愛媛、高知の3県に隣接し「四国のへそ」と呼ばれる三好市に移住し、活動を広げてきた。
2014年に同市池田町の古…