千葉県知事選の選挙戦が中盤を迎えた7日、熊谷俊人氏は告示日の最初の街頭演説に続き、再び千葉県流山市に入った。先導役を買って出たのは、自民党県連の武田正光・政調会長だ。
「熊谷知事が来ていますよー」。市内の商業施設内で声を張り上げ、呼び込みのように手をたたいて買い物客の注目を集め、熊谷氏との交流を演出した。
見据える参院選と県議選の「見返り」
同市を含む東葛地域は都内に通勤する人が多く、一般的に県への帰属意識は薄いとされる。再選を目指す熊谷氏が、住民に県政を身近に感じてもらおうと重視している地域だ。
通勤客でごった返す駅のコンコース。マイクを握った武田氏らが「熊谷俊人さんに当選していただき、連携して流山市の生活をよくしていきたい」と語りかける間も、熊谷氏は市民との握手や写真撮影に応じていた。
自民は、党推薦候補を擁立し…
