「成人の日」の13日、各地で20歳の門出を祝う式典が開かれ、横浜アリーナで開かれた横浜市の「二十歳の市民を祝うつどい」には、同市出身の俳優ムロツヨシさんが動画でメッセージを寄せた。
ムロさんの姿が会場の大画面に映し出されると、若者たちはどよめいた。
ムロさんは「10代にはなかったいろいろな苦しみ、困難、悩みが生まれてくると思うが、それをぶち破って、皆さんらしく格好いい生き方をして」と呼びかけた。
「自分で言うのもなんですが、やりたい仕事をやらせていただいております」と前置きをしたムロさんは「やりたいことは絶対見つかる。そういう、28歳上の大人が1人はいたなということだけ記憶にとどめていただけたらうれしい」と語った。
そのうえで、「六角橋や桜木町で飲んでますから、見かけたら声をかけてください」と話すと、ひと呼吸を置き、「一杯ぐらいはおごります」とほほえんだ。
ムロさんは、この時点で当初予定された3分を16秒超過したことを告げ、「16秒を超えるような大人になっていきましょう」と呼びかけ、さらに40秒ほど「楽しい1日をお過ごし下さい」「素敵な大人の人生を歩んでください」などと続けて、スピーチを終えた。