岡山県高校野球連盟は8日、来春の第97回選抜高校野球大会の「21世紀枠」に岡山東商(岡山市中区)を推薦すると発表した。同校の推薦は76回大会以来21年ぶり2回目。
野球部は1903年創部。51年夏に岡山東として甲子園初出場。65年春の選抜大会では平松政次投手(元横浜大洋ホエールズ)を擁して、岡山県勢初の甲子園優勝を果たした。夏11回、春8回の甲子園出場経験がある。甲子園出場は、2006年春が最後。今年の夏の岡山大会は8強入り、今秋の県大会も4強入りした。
県高野連は推薦理由に、グラウンドは陸上競技部やソフトボール部との共用で制約が多い練習環境の中、効率的に高い集中力をもって練習している点を挙げる。
また、簿記検定や情報処理検定などの資格取得にも力を入れていることや、学校周辺の清掃や少年野球教室の開催など地域への貢献も考慮した。
「21世紀枠」の推薦校は12月13日に全国9地区の候補校が発表され、来年1月24日に出場2校が選ばれる。(大野宏)