動脈硬化について最先端の研究をする佐田政隆・徳島大学大学院循環器内科学分野教授に、私の心臓の5回の検査画像を見てもらった5年前、血液検査の数値も確認してもらっていた。
私が最初に胸痛で倒れたのは2013年秋。その8年前からの健康診断の結果と、治療を始めてから現在にいたるまで2カ月おきに受けている血液検査の一部だ。
佐田教授が特に注目したのは、「LH比」と「HDL」の値の変化だった。
筆者は「Exercise is Medicine(運動は薬)」と思っています。佐田教授からうかがえた話は、それを裏付けるような内容でした。私にとって、走ることはやはり「心臓病治療の薬」でした。
LH比とは、LDL(悪玉)…