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筆者の取材に応じる佐田政隆教授=2024年5月24日午後2時30分、徳島大学蔵本キャンパス、神村正史撮影

 動脈硬化について最先端の研究をする佐田政隆・徳島大学大学院循環器内科学分野教授に、私の心臓の5回の検査画像を見てもらった5年前、血液検査の数値も確認してもらっていた。

 私が最初に胸痛で倒れたのは2013年秋。その8年前からの健康診断の結果と、治療を始めてから現在にいたるまで2カ月おきに受けている血液検査の一部だ。

 佐田教授が特に注目したのは、「LH比」と「HDL」の値の変化だった。

筆者は「Exercise is Medicine(運動は薬)」と思っています。佐田教授からうかがえた話は、それを裏付けるような内容でした。私にとって、走ることはやはり「心臓病治療の薬」でした。

 LH比とは、LDL(悪玉)…

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