Smiley face
写真・図版
「Rain Tree」の黒澤禾恋さん=2025年1月31日、小松隆次郎撮影
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版

 秋元康氏が総合プロデュースするガールズグループ「Rain Tree(レインツリー)」が1月29日、1stデジタルシングル「I L U」をリリースし、メジャーデビューした。メンバーは、2023年のオーディションで選ばれなかった17人。何度も挫折を味わいながら、夢のステージにたどりついた。

憧れは平手友梨奈さん

 「夢を夢で終わらせなかったよ」

 1月31日。デビューから2日後の朝、黒澤禾恋さん(16)はステージで歌う写真とともに、SNSに喜びの一文を投稿した。

 黒澤さんは「黒髪ボブ」の髪形がトレードマーク。パフォーマンスでは、幼いころから習っていたチアダンス仕込みの豊かな表現力が武器で、「表情作りは誰よりも完璧にしたい」と自信を持つ。

 アイドルを志したのは、小学3、4年生のころだ。欅坂46(現・櫻坂46)のセンターだった平手友梨奈さんに憧れた。

 「パフォーマンスの瞬間に表情が変わって、他の人とは違う何かを感じました。自分も他の人とは違うことをやってみたいと思っていて、それを貫き通している姿に魅力を感じました」

書類審査で落選続く

 しかし、アイドルへの道のりは険しかった。

 中学1年生で初めて受けた乃…

共有