米テレビ界の最優秀作を選ぶ第76回エミー賞で「SHOGUN 将軍」が作品賞などを獲得して一夜明けた16日、授賞式にも出席した俳優の洞口依子さん、向里祐香さん、穂志もえかさんがそれぞれ朝日新聞の取材に応じた。出演者が体感した受賞の瞬間、米国の制作体制、そして主演男優賞に輝いた真田広之さんの存在とは――。
エミー賞授賞式にも出席した俳優3人が、出演した「SHOGUN 将軍」のスケールの大きさについて米国で語ってくれました。同様に、いち早く海外で活躍してきた真田広之さんが撮影現場で果たしてくれた役割についても。3人の話から作品の「オーセンティック」ぶりが浮かんできます。
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真田さん演じる吉井虎永の正室「桐(きり)の方」の役だった洞口さんは受賞の発表を聞いた瞬間、「真空状態というか、カプセルシューターで宇宙のどこかに飛ばされて星になったような気分」だったと振り返った。
エミー賞は米テレビ界にとって年に1度の大イベント。授賞式はロサンゼルスの劇場で開かれ、著名な俳優も多く出席した。洞口さんはダイアン・レインさんやジョディ・フォスターさんら、年の近いスターとのツーショット写真をX(旧ツイッター)に投稿。「一緒に映画を作ってきた同じ俳優だと感じ、とても勇気をもらった」と語った。
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撮影現場では、主演女優賞を…