性暴力の根絶を訴える「フラワーデモ」をテーマとしたボランティア団体の講座をめぐり、会場となる東京都港区の区立男女平等参画センターが「SNSで反発を招く可能性がある」として、講師や内容の変更を団体側に求めたことが関係者への取材でわかった。団体側は講師の変更を余儀なくされたとして、「表現の自由が尊重されなかった」と反発している。
講座を企画したのは、性暴力被害者の支援に取り組む「東京・強姦(ごうかん)救援センター」の学習部会「平等研究会」。男女平等参画センターを利用する団体が成果を発表するイベントが6月末に予定されており、その一環でフラワーデモをテーマとして、作家の北原みのりさんを講師とする講座の開催を決めた。
男女平等参画センターは指定管理者制度を導入し、学童や児童館などを手がける「明日葉」(本社・港区)が管理・運営を担う。区によると、センターの職員と有識者が今年1月、審査会を開き、講師や講座の内容について確認したという。
過去の発言とりあげ、「批判を招いた」と指摘
センターや団体によると、審…