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太平洋・島サミットの開会セッションの冒頭で話す岸田文雄首相=2024年7月18日午前9時12分、東京都港区、小林一茂撮影

 南太平洋の島国と日本による「太平洋・島サミット」は18日、首脳宣言と共同行動計画を採択します。リゾート地として有名な国々の要人がなぜ日本に集うのでしょうか。中国が影響力を増す中、日本側の「思惑の変化」を含め、解説します。

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 Q 「太平洋・島サミット」って?

 A フィジーやソロモン諸島など南太平洋の16の島国と地域の首脳に加え、オーストラリアやニュージーランドの閣僚(かくりょう)らを日本に招き、経済協力や気候変動対策について話し合う会議だ。1997年から3年ごとに開いており、今回が10回目。前回はコロナ禍でオンライン開催(かいさい)だったため、対面では6年ぶりだ。今回は東京だが、2015年は東日本大震災後の福島で開催した。

 Q なぜ日本が開くの?

 A 日本は第1次世界大戦で…

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