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出産費用と一時金をめぐる動き
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 保険適用外である正常分娩(ぶんべん)の費用について、適用対象とするかどうかの検討が本格的に始まろうとしています。1回あたりの金額が大きい出産費用ですが、支援制度があります。その仕組みなどについて解説します。

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 Q 出産費用を助成する制度があるの?

 A 産婦の経済的負担を軽減するため、1994年10月に、「出産育児一時金」が創設された。それまでは、ひと月あたりの給与額に応じて「分娩費」などが支給されていた。

 94年当時の一時金は30万円。当時の国立病院の平均分娩料26万4千円、産前産後の健診費用2万7千円に、育児の初期費用を加えた額として設定された。その後、何度か増額され、昨年4月には42万円から50万円に増えた。

 Q 一時金の財源は?

 A 産婦が加入する公的医療…

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