司法制度改革の柱として、2004年から始まった法科大学院。
どんな学びができる場で、20年経った今、その数や影響はどうなっているのか。
Q 法科大学院ができて20年が経った。開設までの経緯は。
A 従来の司法試験が超難関で知識偏重になりがちだという批判があった。そのため、社会人経験者や法学以外を学んだ人ら多様な背景を持つ人材の確保と、法律家の増加を目指した。
Q 法学部との違いは。
A 法学部では法律に関する基礎的な知識や教養を学ぶが、必ずしも法曹界に進むことを前提とはしない。一方、法科大学院は法曹養成に特化した専門職大学院で、法理論のほか、法曹として身につけておくべき倫理観や法律実務などを学ぶ。
具体的事例に則して解決案の…