高齢者施設に入所者を紹介する業者が、入所者の要介護度に応じた「紹介料」を施設側から受けていた。高齢者に値段を付けるようなビジネスが横行する背景、そして紹介業者とは何者なのか?
Q 紹介業者とは。
A 介護・看護が必要な高齢者を、有料老人ホームなどに紹介する業者だ。老人ホームの団体によると、2011年ごろから関西などで増え、一定の規制が必要だとして業者の届け出制度が20年10月に始まった。当時約140だった業者数は、今年2月時点で575に上る。
- 家族も業者も「人身売買のようだ」 要介護度に応じた紹介業の実態
施設が業者に支払う1人当たりの紹介料は、要介護度や訪問看護の上限数に応じて、数十万~百数十万円になっている。
Q なぜ高額になっているのか。
A 老人ホームの運営会社は…