廃炉作業が進められている中部電力浜岡原発2号機(沸騰水型炉、84万キロワット)で、国内初の原子炉の解体が始まりました。中部電は1号機(同、54万キロワット)とあわせて、2042年度までに廃炉完了するとしています。運転を終えた原発は、どう廃炉にするのでしょうか。

中部電力浜岡原発=2018年、静岡県御前崎市、朝日新聞社機から

 Q 原発の廃炉とは?

 A 運転の終了した原発を安全に解体・撤去することだ。原子力規制委員会の定める規則で、使用済み燃料を敷地外に出していること、敷地の放射性物質による汚染を除染すること、解体で生じた放射性廃棄物を適切に廃棄することなどが条件になっている。これを満たすと、敷地にかけられた放射線に関する規制を解除できる。

 Q 廃炉は誰がする?…

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