広島県を訪問中の天皇、皇后両陛下は20日、2014年の広島豪雨災害を受けて整備された広島市の小原山砂防堰堤(えんてい)を視察し、広島市豪雨災害伝承館で被災者らと懇談します。
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両陛下は即位後、自然災害が発生した被災地を訪問し、被災者を見舞うなどしてきました。
2019年12月、両陛下は台風19号などで大きな被害を受けた宮城県丸森町、福島県本宮市を日帰りで訪れ、被災者を見舞いました。
両陛下はまず、10人が死亡、1人が行方不明となった丸森町へ。住宅などが流された地区を視察した後、約50人の被災者と対面しました。
その後、両陛下は自衛隊ヘリで、7人が亡くなった本宮市に移動。強い雨が降る中、安達太良川に架かる橋の上から被災状況を視察し、黙礼をしました。
「永く寄り添っていくことが大切」
東日本大震災から10年となった21年3月11日、この年で最後となった政府主催の追悼式に出席。天皇陛下は被災地には様々な課題が残っているとして、「被災した地域の人々に末永く寄り添っていくことが大切」と述べました。
その6日後には、宮城県の気仙沼市と山元町の被災者らとオンラインで交流しました。
記事の後半では、能登半島地震の被災者と面会した様子などを写真で紹介します。
23年6月には東日本大震災…