山陽新幹線岡山―博多間が開業し、博多駅11番ホームで出発式が開かれた=1975年3月10日午前6時5分、福岡市博多区の新幹線博多駅

 新大阪駅(大阪市淀川区)と博多駅(福岡市博多区)までの644キロ、19駅を結ぶ山陽新幹線が3月10日、全線開業から50年を迎えます。

 山陽新幹線は国鉄として1972年3月15日に新大阪―岡山駅間が開業、75年3月10日に岡山―博多駅間が開業しました。1987年の国鉄分割民営化後はJR西日本が運営しています。

 瀬戸内海沿いの山陽地方を通り、高速化を実現するため、カーブを緩やかにしました。また、住宅の密集化によって用地取得が困難だったため、東海道新幹線よりトンネルが多くなっています。その数は142本で、トンネル区間が占める割合は、距離にして50.8%になります。

 これまでに約30億人を運んだ西日本の大動脈、山陽新幹線の歴史を写真で振り返ります。

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