海岸線とともにせり上がった廃船越しに硫黄島の摺鉢山を望む=2015年、東京都小笠原村、川村直子撮影

 東京から南方へ約1250キロにある硫黄島(東京都小笠原村)は、太平洋戦争の激戦地でした。

 1945年2月、上陸した米軍と、地下壕(ごう)で抵抗した旧日本軍との間で激しい戦闘が繰り広げられ、日米で約2万9千人が死亡しました。

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 68年に日本に返還後、国は活発な火山活動などを理由に定住は困難として、元島民や子孫らは、自由に島を行き来することができない現状が続いています。

 島には自衛隊の基地が置かれていますが、激戦の爪痕は深く、今も地下壕や戦車などが残っています。

 29日に現地で日米合同慰霊式が行われ、石破茂首相らが出席します。

 戦後の硫黄島の姿を、写真で振り返ります。

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