【解説人語】スポーツと暴力 根絶への道とは

<解説人語>スポーツと暴力 その影響と根絶への道とは

 日本のスポーツ界には、いまだに暴力的な指導が残っています。長崎県では、県立高校の女子柔道部の男性指導者が、体罰や暴言を繰り返し、4度目の処分を受けた後に退職しましたが、その後も大会に同行し、他校で指導者を続ける可能性があるといいます。

 スポーツ界が「暴力根絶宣言」を採択したのは2013年4月。男性顧問の体罰で大阪市立桜宮高男子バスケ部の主将が自殺した問題や柔道女子代表での暴力指導がきっかけでした。それにもかかわらず、暴力的な指導は各地で相次いで発覚し、「スポーツ離れ」の一因にもなっているといいます。

 暴力的指導の問題について、被害者と指導者、その関係者らを取材してきたスポーツ部の塩谷耕吾記者が解説するとともに、根絶への道を探ります。

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