【解説人語】日本製鉄、USスチール買収できる? トランプ氏「絶対阻止」から一転
日本製鉄が米国の鉄鋼大手、USスチールを買収すると表明してから1年半あまり。ここに来て、事態が大きく動きました。
買収について「私なら阻止する」と明言することもあったトランプ米大統領。一転し、両社の提携を認める考えを示しました。一方、「これは投資であり、部分的な所有だ。米国が支配することになる」と留保も付けています。
トランプ氏の「翻意」にも見える発言の真意は。買収実現に向けて一歩前進したのか。日本製鉄側の受け止めは。そもそも、民間企業同士の取引が、なぜ大統領まで巻き込む一大事に発展したのか。今後の注目ポイントは。
経済部で鉄鋼業界を担当している山本記者が解説します。