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【対局中継】芝野虎丸名人ー一力遼棋聖【第49期囲碁名人戦第4局1日目】

 3連覇を狙う「虎」か、世界一の「力」か――。芝野虎丸名人(24)に一力遼棋聖(27)が挑戦している第49期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第4局は10日、大阪府守口市のホテルアゴーラ大阪守口で始まった。

 挑戦者が開幕2連勝し、名人が1勝を返して迎えた第4局。防衛を目指す名人がタイに戻すか、初の名人位を狙う挑戦者が残り1勝と迫るか。結果によって天地の差を生む第4ラウンドになる。現代碁における最高水準の戦いが繰り広げられているシリーズの行方を左右する勝負になりそうだ。

 対局は2日制で打たれ、持ち時間は各8時間。10日午前9時に始まり、午後5時半以降に打ち掛けとなる。11日午前9時に封じ手を開封して再開され、同日夜までに終局する見込み。

 立会人は山田規三生九段、新聞解説は余正麒八段、YouTube解説は佐田篤史七段。朝日新聞デジタルでは七番勝負の模様をタイムラインで徹底詳報する。

1日目総括

名人苦戦、挑戦者の封じ手は

 名人の大模様に挑戦者の白石が単騎突入した中央の攻防は、難解を極めたが挑戦者が抜けだしたようだ。白108まで、中央の白の姿には余裕がある。名人の黒109のノゾキに挑戦者は37分考え、午後5時34分、次の一手を封じた。

写真・図版
〈途中図〉先番・芝野名人(109手まで)

 検討陣の予想の一手は白Aと…

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