【将棋名人戦中継】藤井聡太名人ー永瀬拓矢九段 究極の対決をライブで【第83期将棋名人戦第4局1日目】
藤井聡太名人(22)=竜王・王位・王座・棋王・王将・棋聖と合わせ七冠=に永瀬拓矢九段(32)が挑戦している第83期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第4局が17日から大分県宇佐市の宇佐神宮で行われる。
研究パートナーでもある両者のタイトル戦。藤井名人は3連覇を、永瀬九段は初挑戦での名人奪取を懸ける。開幕3連勝の名人は無敗での防衛を、後のない挑戦者は逆襲開始の1勝を目指す。
対局は藤井名人の先手で17日午前9時に始まり、午後6時半に封じ手時刻を迎える。立会人は谷川浩司十七世名人(63)、朝日新聞副立会人兼解説者は都成竜馬七段(35)、大盤解説は中田功八段(57)、聞き手は香川愛生女流四段(32)、記録係は崎原実地歩三段と榊大輝二段が務める。
2日間にわたって戦われる第4局の模様をタイムラインで徹底詳報する。
15:00
午後のおやつ
藤井名人の午後のおやつは「一手の余白バスクチーズケーキ」。滑らかなチーズケーキに、天日塩とレモンオイルが添えてある。塩でコクが深まり、オイルでさわやかさが増すという。
名前に込めた思いを聞くと「棋士の方は長い時間考えられる。一手を指す前の一瞬でもリラックスしていただければ」と、提供した「food&aroma SUNNY」の竹澤涼子さん。
永瀬九段のおやつは、午前中と同じ「いちごモンスター」に、「苺(いちご)みるくフラッペ」。永瀬九段はイチゴが大好きといい、イチゴ尽くしのスイーツだ。
両者とも、飲み物は「シトラスジンジャーYell」。大分県産のユズ、カボス、ジンジャーに5種のスパイスを加えたさわやかな味わいのジンジャーエールだ。こちらの名前にも、対局者への応援(エール)の思いが込められている。
13:45
封じ手の準備
立会人の谷川十七世名人が封じ手の準備を始めた。サインペンで「藤井聡太名人」「永瀬拓矢九段」と両対局者の名前を書き入れ、立会人としての署名を加えた。
第3局は千日手含みの展開になり、封じ手が準備されたのは封じ手間際になってからだった。もし千日手になると、時間帯によっては指し直しの開始が明日になり、「使われない封筒」になる可能性もある。
13:40
名人長考、3時間以上の差
1日目は藤井名人が持ち時間を投入する展開になっている。
図の局面で大長考。1時間の昼食休憩を挟み、1時間26時の考慮で自然に▲5八金と上がった。以下△3二玉を見て、再び考慮に沈む。2手で計2時間を使っている。
午後1時40分現在、先手の…