【鷹の爪動画】ゆっくりすべる「スロースリップ」って何?=(C)DLE/朝日新聞社
千葉県東方沖で相次いだ地震(じしん)では「スロースリップ」(ゆっくりすべり)という言葉が注目されました。どんな現象なのでしょうか。
Q 千葉県東方沖で地震が多かったね。
A 2月26日夜から地震が活発になり、3月31日までに震度1以上の地震が48回発生した。政府の地震調査委員会は、スロースリップが原因で起きたと評価した。
Q スロースリップとは?
A プレート境界がゆっくりとすべる、揺(ゆ)れを感じない現象だ。通常の地震は、断層が1秒間に約1メートルと高速にすべり、地震波を出す。
一方でスロースリップの場合はその10万分の1から100万分の1くらいの速さでゆっくりと動くため、それ自体は地震波を出さない。
千葉県東方沖の場合は、スロースリップによって周辺の力のバランスが変わったことが引き金となり、通常の地震が相次いで起こったと考えられている。
Q なぜ起きる?…