柱間が大きくあり、開放感がある表座敷2階の客間=2024年6月13日、東京都江東区、長島一浩撮影

 7月3日に新1万円札の肖像画になった実業家・渋沢栄一。彼が過ごした「旧渋沢邸」が2023年3月、東京都江東区潮見に移築されました。木造2階建てで、延べ床面積は1204平方メートル。畳の大広間や英国調のインテリアに囲まれた洋間のほか、ステンドグラスが特徴的な食堂などがあります。

 栄一から子、孫、ひ孫家族と4代が暮らした邸宅は1878年、現在の東京都江東区永代に完成。移築や増築、国有化などを経て、清水建設の2代目・清水喜助が設計・施工した縁から同社が譲り受け、現在の場所に落ち着きました。

 明治初期の建設から146年の歴史を刻み、関東大震災や戦災、東日本大震災をくぐり抜けたことから、「強運の家」とも呼ばれています。

 来年度以降の一般公開を前に、和洋折衷の邸宅内部を多数の写真で紹介します。

旧渋沢邸の内部を3D映像でご覧いただけます

※端末によっては正しく表示されない場合があります。(長島一浩)

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