オールステンレス車両が特徴の1000形の引退を惜しみ、カメラに収める鉄道ファンら=2024年6月30日、静岡鉄道新静岡駅、床並浩一撮影
  • 写真・図版

 静岡鉄道初のオールステンレス車両として1973年に導入された「1000形」のうち、最終編成車両の「1008号」が30日、ラストランを迎えた。現役引退を惜しむ鉄道ファンが最後の雄姿を見届けようと押し寄せ、カメラに収めた。

 新静岡駅を出発した2両1編成の車両は即完売したチケットを入手した約200人を乗せ、76年から半世紀近く運行してきた沿線に別れを告げながら長沼車庫に入庫した。パンタグラフが下ろされると、温かい拍手や「ありがとう」の言葉に包まれた。(床並浩一)

共有
Exit mobile version