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 飲食店や旅行などの予約をキャンセルしたときのキャンセル料について、思わぬ高額な料金を請求されて納得できなかったり、逆に事業者として一方的にキャンセルされて困ったりした経験はありませんか?

 どれくらいの額が妥当なのか、実は、法的な基準があいまいです。キャンセルについての「モヤモヤ」を朝日新聞デジタルのアンケートで募集したところ、多くの声が集まりました。コロナ禍での対応に不満を募らせているケースも多いようです。

  • キャンセル料のモヤモヤ、アンケートはこちらから

 「コロナ禍で緊急事態宣言が出たのでホテルをキャンセルしたら、全額もどってこなかった。予約した時点で全額支払っていたが、緊急事態宣言や移動制限が発令されている中、政府の方針に従ってキャンセルしたのに全額取られてモヤモヤした。そのホテルはもう利用しません」(東京都、女性、50代)

 「以前、同行者の急病で我々も感染しているかもと思い、店に迷惑をかけては悪いとキャンセルしたら、50%のキャンセル料がとられて、なんとなくモヤモヤしたことがありました」(東京都、男性、70代)

 逆に、事業者側の立場に理解を示す意見も寄せられました。

 「直前にキャンセルしても無料であることが当たり前という文化は、感謝の念に欠けており恥ずべき態度とおもいます。最低限の法的保護は必要ですが、お互いの守るべきルールは、暮らしやすい生活を維持するためには大事にすべきだと思います」(山口県、男性、60代)

 「少し前に飲食店が急なキャンセルに困っているというニュースを見た。消費者側からすればキャンセル料は『取られた』という感覚だろうが、経営者側からすると急なキャンセルに伴う損害分の補てんはキャンセル料でしか徴収できない。悪質なキャンセルを防ぐためにも、一定のキャンセル料の設定は必要だと思う」(兵庫県、男性、30代)

 アンケートは15日午後2時まで実施する予定で、誰でも参加可能。サイトでは回答者の自由記述をすべて読むこともできます。(https://www.asahi.com/opinion/forum/199/)

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