見た目と味がともに最高級と言われる大玉のミカン「せとか」の収穫が、愛知県蒲郡市で始まった。「せとか」はミカンの品種、清見とアンコール、マーコットの交配種で、1箱(3キロ)に5千円以上の値がつく。3月上旬まで出荷が続く。
JA蒲郡市によると、広さのべ7・3ヘクタールのハウスで、55人が栽培しており、今年は約170トンの出荷が見込まれている。今年の初出荷は6日で、名古屋や岐阜、首都圏などの市場に出荷される。
JA蒲郡市の担当者は「例年より大玉でおいしく仕上がっている」と話した。ミカンの高騰を受けて、1月以降に収穫される中晩柑の「せとか」も1割程度の値上げ傾向にあるという。