兵庫県と県立神戸北高校(神戸市北区)、総合食品メーカー「オイシス」(本部・伊丹市)がタッグを組んで、見た目がおにぎりの「おにぎりコロコロカレーパン」(税込み216円)を開発した。野菜嫌いの子でも、おにぎりのように気軽に食べられる工夫が凝らされている。
オイシスが運営するパン店「マザーバスケット」の神戸、伊丹両市内の4店で、6月中旬ごろまで販売される予定。
ご飯のようなもちもちとした食感の三角形の白いパンに、淡路島のタマネギや県産のホウレンソウ、ニンジン、サツマイモなどのカレーの具が入っている。まわりには県産のノリが巻かれ、おにぎりに近い見た目だ。
開発のきっかけは、県が2021年度に実施した調査だった。
「朝食を週に6日以上食べる」と答えた県民は20代で男性47・0%、女性64・9%と、男女ともに年代別で最も低かった。
「子どもの頃から朝食をとる習慣を身につけてほしい」という狙いから、県は企業や高校と連携し、新しい朝食向け商品の開発を始めることに。
昨年9月に県や同社の担当者…