かもめんたるの岩崎う大(左)と槙尾ユウスケ=日本テレビ・読売テレビ提供

 キングオブコント2013で優勝し、実力派コント師として知られる「かもめんたる」(2007年結成)が、新たな賞レースに挑戦する。漫才とコント両方でネタを披露する「ダブルインパクト」(日テレ、読売テレビ制作)。頂点を極めたベテランコンビがなぜ今、若手に混じって大会に出場するのか。21日の決勝を間近に控えた中、朝日新聞の取材に応じた。

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 ――お二人といえば、漫才よりもコントのイメージが強いです。

 岩崎う大 実は、ここ数年は漫才にも取り組んでおりまして。元々はM―1グランプリのために始めたのですが、2022年のラストイヤーのすぐ後に、今度は結成16年以上の漫才師の大会「THE SECOND」(ザ・セカンド)が始まりました。2年連続であと1回勝てば決勝ってところで負けちゃって。しかも、今年は舞台の日程と被って出られなかった。

 そんなときに、この大会を知って。僕らは漫才を面白いと思って楽しんでるけれど、それをこの先テレビでやれることもないだろうなあと思っていたので、ならやってみようかなと。みんなの前で披露できるのもあるし、もう一個の競技がコントだったら、出ない手はないってぐらいの感覚ですかね。

 ――キングオブコントも優勝したのに、なぜまだ賞レースに挑戦するのですか。

 槙尾ユウスケ 賞レースって、普通のネタ番組よりも、ちゃんとネタを見てもらえるというメリットがあると思うんですよね。そもそもネタ番組自体、減ってきたのもあるかもしれないですけど。

 なんでかもめんたるってまだ賞レース出るの?っていうのは、よく聞かれます。じっくりネタを見てもらえる機会があるっていうのが、一番大きいですかね。

 ――漫才にも力を入れようと…

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