生徒を指導する菊池和子さん

 連載56回は「足の指を使おう」です。

 足の指に力が入らないと、歩行が不安定になります。足の指の筋肉は、足首にもつながっているので、足の指が弱ると足首がしなやかに動かず、転びやすくなります。足の小指や爪を痛めただけでも、靴もちゃんとはけなくなり、歩くのが難しくなるものです。歩けなくなると、全身の筋力が落ちて、足腰も弱っていきます。出かけるのがおっくうになり、さらに弱ってしまうという悪循環です。

 足の指がしっかり使えていないと血行も悪くなり、つらい冷えにもつながります。きくち体操代表の菊池和子さん(90)は「この冬は足の指にもしっかり力をつけて、足先の冷えのつらさも乗り切りましょう」と話します。

  • 【連載】いっしょに!きくち体操

 それでは、タオルを使って…

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