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実験でトビイロシワアリのアリよけ効果を確認したときの正能佳明さん=2023年9月10日午後3時23分、東京都港区の区立芝浦中央公園、本人提供

 強い毒性と繁殖力をもつヒアリの被害を抑える――。そんな効果がある砂を小学4年生の少年が開発し、企業と連携して実用化をめざしている。研究のきっかけは、使っていたゲーム機が突然、壊れたことだった。

 東京都品川区の正能佳明さん(10)が一昨年の秋、公園で遊んでいたところ、持っていたゲーム機が動かなくなってしまった。

 業者に修理を頼むと、本体の隙間からアリが入り込んだことが原因だと分かったという。

 アリについて調べ始めた佳明さん。ある物質に目をつけると、自ら専門家や企業にメールを送り、現場での実験を重ねるなど、開発に没頭します。その動機や詳しい経緯は……。

 アリの行動が気になり、イン…

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