強い毒性と繁殖力をもつヒアリの被害を抑える――。そんな効果がある砂を小学4年生の少年が開発し、企業と連携して実用化をめざしている。研究のきっかけは、使っていたゲーム機が突然、壊れたことだった。
東京都品川区の正能佳明さん(10)が一昨年の秋、公園で遊んでいたところ、持っていたゲーム機が動かなくなってしまった。
業者に修理を頼むと、本体の隙間からアリが入り込んだことが原因だと分かったという。
アリについて調べ始めた佳明さん。ある物質に目をつけると、自ら専門家や企業にメールを送り、現場での実験を重ねるなど、開発に没頭します。その動機や詳しい経緯は……。
アリの行動が気になり、イン…