6月3日の韓国大統領選に向け、韓悳洙(ハンドクス)首相の「出馬論」が消えない。立候補すれば選挙戦の構図が大きく変わることになるが、保守系与党の内部では賛否がうずまいており、韓氏の対応に注目が集まっている。
韓氏は20日に公開された英紙フィナンシャル・タイムズとのインタビューで立候補について「まだ(決めていない)」「ノーコメント」と肯定も否定もしなかった。
韓氏の立候補を求める声は保守系与党・国民の力の中から上がった。予備選を戦う与党の候補らがいずれも、世論調査の支持率で進歩(革新)系最大野党・共に民主党の李在明(イジェミョン)前代表に大差をつけられているためだ。
党員ではない韓氏は与党の予…