県下39の警察署と警察本部を網羅せよ――。
埼玉県警オリジナルのポリスカード(通称「ポリカ」)が誕生した。今後、各署が開く交通安全キャンペーンやイベントで配布する。
39ある各署と県警本部の全40種類。1種類ごとにノーマルカード1260枚がつくられた。
実は、レアカードも各80枚ずつあり、こちらはホログラム付き。カードには武南署の「ぶにゃんくん」や狭山署の「茶づつ君」など、署員がデザインしたマスコットキャラ8種も登場する。
裏面の二次元コードを読み取ると、県内808の小学校周辺で過去5年間に交通事故が多発しているエリアを見ることができる。
県警では昨年から交通事故分析システムを使って事故多発エリアを可視化しており、カードで周知する狙いがある。
最近は、カードの転売が問題になるケースもある。県警のレアカードは転売されるのではないか……。県警交通総務課によると、「署にはあきらかに転売目的の人へ配布するのは控えるように伝えている」という。
レアカードは誰でも入手できるわけではないのも、「転売対策」になりそうだ。交通安全への貢献度によって署から「認められた人」のみが入手できる。
ちなみに、今のところ、シークレットレアはないという。
無くなり次第終了。カードが配られる今後のイベントなどは交通総務課の公式Xで事前に発信される。