東アフリカ・ウガンダで8月9日、大雨の影響から首都カンパラ郊外にあるごみ埋め立て地の一部が崩落しました。ロイター通信によれば、少なくとも20人以上が死亡しました。佐々山拓也・駐ウガンダ大使は、同国がアフリカの中進国として足踏みを続ける背景に、不均衡な社会発展という事情があると指摘します。
――事故現場を視察したそうですね。
思ったよりも悲惨な状況でした。50メートルを超える廃棄物の山が集中豪雨で一気に崩れたそうです。ウガンダはここ5~10年で急速に都市化が進んでいます。先進国が長い時間をかけて構築したシステムでも、アフリカでは数年のうちに対応を迫られています。発展のゆがみから生じる問題でしょう。
――ウガンダの特徴の一つに…