さいたま市が、JR武蔵浦和駅(南区)の周辺で計画する義務教育学校の2028年4月の開校が困難になった。建設工事の入札が、2月に続き、29日に再び不調に終わったためだ。周辺の小中学校の過密解消は見通せなくなった。
市契約課によると、今回不調になったのは一般競争入札の建築工事で、予定価格は163億4600万円。4月23日から5月8日に事前の参加申請を募り、3社でつくる特定共同企業体(JV)2社が名乗り出たが、入札書提出期間の同26~28日に辞退した。
入札は建築工事と合わせて33億2750万円の機械設備工事も設定されていたが、本体の工事が進まないとできないため、合わせて中止になった。
市教育委員会の竹居秀子教育…