カルチュア・コンビニエンス・クラブ（CCC）の子会社が運営するTポイントと、三井住友フィナンシャルグループ（FG）のVポイントが22日に統合し、「新生Vポイント」として始動した。共通ポイントをめぐっては楽天やNTTドコモなどの陣営が勢力を伸ばす中、先駆けだったTポイントはその名前が消えることになる。
「経済圏に縛られない新しいサービスとして世の中に提案します」。この日開かれた新生Vポイントの開始記念イベントで、CCCの撫養（むや）宏紀・執行役員はそう語った。
念頭にあるのは、楽天やドコモなどが運営する他の共通ポイントが、自社グループのネット通販や携帯電話、決済・金融サービスなどの「経済圏」に顧客を囲い込もうとしていることだ。
一方、新生Vポイントはそう…
