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寛仁さまの写真のそばで、著書「赤と青のガウン」について話す三笠宮家の彬子さま=2024年6月3日午後5時18分、東京・元赤坂、上田幸一撮影

 今年4月に文庫版が出版され、累計16万部発行(今月17日現在)のヒットとなっている「赤と青のガウン オックスフォード留学記」の筆者、三笠宮家の彬子さま(42)が朝日新聞のインタビューに応じた。イギリス留学中の日常をまとめた著書は2015年に単行本として出版され、昨年SNSで再注目されたことから文庫となって再び世に送り出された。著書にまつわる思い出や執筆活動への思いを聞いた。

■書店で「読者」に遭遇、即席サイン会

 書店に自分の書いた本が平積みで並んでいるのを最初に見たときは、ドキドキいたしました。本屋さんが好きなので、日常的に出かける場所に自分の書いたものが置いてあることはとてもうれしいことです。

 実際に、書店でレジ待ちの列に並んでいたら、まさにわたくしの本を手にしてくださっている女性が目の前にいらっしゃって、何の迷いもなく「ありがとうございます、著者です」ってお声がけしてしまって。

写真・図版
著書「赤と青のガウン」について話す三笠宮家の彬子さま=2024年6月3日午後5時5分、東京・元赤坂、上田幸一撮影

 女性はプチパニックになられ…

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