マスク姿の中條耕太郎さん(右)と、覆面レスラーのスーパー・ササダンゴ・マシンさん=2024年10月21日、新潟県三条市、茂木克信撮影

 「16文キック」でお茶の間を沸かせたプロレスラーの故ジャイアント馬場さんの故郷、新潟県三条市の小学校に10月、覆面を着けた男2人が現れた。全校児童約450人の歓迎を受けた2人は、馬場さんの人生を代わる代わる語った。

 運動神経がよくて、中学時代は卓球の地区大会に出場したこと。高校を中退してプロ野球の巨人軍に投手として入団したこと。プロレス界に進んだ後は国内外でスターになったこと……。

 40分が過ぎ、会も終わろうとしたとき。男の一人、テレビやラジオで人気の覆面レスラー、スーパー・ササダンゴ・マシンさん(47)が「マスクを外すタイミングを逸しちゃったんだって」と切り出し、もう一人について子どもたちにお願いをした。

 「すっごい普通の、中小企業を経営しているおじさんが出てくるけど、マスクを脱いだら盛り上げてあげてね」

 「外して!」という歓声と…

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