新聞の読み方や情報の見分け方を学ぶ授業が、甲府昭和高校(山梨県昭和町)で1月28日にあり、1年4組の38人が新聞をじっくり読み込んだ。教育に新聞を活用するNIE活動の一環。
国語担当の千野満広教諭の授業に、甲府総局の米沢信義記者が講師役として参加した。
米沢記者がまず、取材し執筆する記者を起点に、デスク、校閲記者、編集者など様々な段階で記事に誤りがないかチェックしていることを説明。
誰でもSNSで発信できる時代、偽情報にだまされたり、拡散して加害者側に回ったりすることがないよう、発信元を確認することや、当事者に当たった情報なのかを見極めることを呼びかけた。
生徒たちは、新聞を広げながら興味を持った記事を探して切り抜き、その記述が警察、行政など、どこに取材して、何を根拠に書かれたのか、一つ一つシートに書き込んだ。志村にこさんは「新聞を作る際に、事実確認を入念に行っていると知った。いろんな情報を比較して自己判断力を高めていきたい」と感想を書き込んだ。
同高は2024年度からNIE実践校に指定されている。