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出荷を待つ「つりしのぶ」=2025年6月4日午後1時32分、兵庫県宝塚市、内海日和撮影
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 夏の到来を前に、つるして涼しさを演出する「つりしのぶ」が、兵庫県宝塚市の「つりしのぶ園」で出荷の最盛期を迎えている。

 つりしのぶは、シダ植物の「シノブ」の苗を、円形の土などに植え付けて育てたもの。風鈴をつけたものも多く、生い茂る緑の葉が風に揺れると、涼しげな風鈴の音とともに、涼感を楽しめる夏の風物詩になっている。同園では、約7千個を育てている。

 同園によると、現在専業でつりしのぶを生産している農園は全国で2カ所しかないという。園主の市原誠さん(79)は「自分は動けんようになるまで作り続ける。つりしのぶの葉っぱがそよそよ揺れるのを見ると、ものすごく涼しい気持ちになるので、楽しんでほしい」と話していた。問い合わせは同園(0797・91・0223)。

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