中国による3日の抗日戦争(日中戦争)勝利から80年を記念する式典に中国、ロシア、北朝鮮などの首脳らが集ったことをめぐり、日本政府は警戒感を募らせている。唯一の同盟国・米国のトランプ政権は同盟国や友好国との連携強化に動いておらず、米国が多国間連携から身を引くことを日本は懸念。日本独自の外交が問われる局面になりつつある。
林芳正官房長官は3日の記者会見で「地域の安全保障に与える影響を含め、引き続き重大な関心を持って情報収集分析に努める」と語った。式典には日本政府から参加者はいなかったが、鳩山由紀夫元首相が出席。政府は鳩山氏の出席を「承知していない」(林氏)としている。
今回の式典をめぐり、ある外…