豊橋駅東口に立つ男性。首から「がんばれ! 市長!」のカードをぶら下げていた=2025年7月13日、愛知県豊橋市花田町、戸村登撮影

 愛知県豊橋市で計画されている新アリーナ事業などの賛否を問う住民投票の投開票が20日に迫っている。参院選公示後は、条例で組織的な運動が制限される中、推進・反対の双方がせめぎ合う。

 14日、豊橋市役所に設けられた参院選と住民投票の期日前投票所に次々と有権者が入っていく。

 50代女性は「(推進・反対)両方のチラシが自宅に入っていた。絶対行かなきゃと思って来ましたよ」と語る。

 参院選のみを見た場合、豊橋市では期日前投票が好調で、県選挙管理委員会によると、13日現在、有権者の9%にあたる2万6272人が投票した。前回同時期(投開票日7日前)に比べ、1万人近く多く、増加数は県内2位という。「選挙とアリーナで広報も2倍になり、関心が高い」と市選管の担当者。住民投票の結果には法的拘束力はない。

 もっとも参院選公示後は、住民投票の組織的な運動ができなくなり、ポスターもはがされている。団体のホームページも更新できず、個人のSNS発信などが中心だ。

○か×か 民意示されたら事業者は?

 公示直前まで投票運動をして…

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