Smiley face
写真・図版
寺田覚さん=本人提供

 フードロスになりそうな食品を企業などから寄付してもらい、生活困窮家庭に届けるフードバンク(FB)。その活動の信頼性を高める認証制度の設置に向けた実証に、愛知、三重、岐阜の3県を中心に活動する「フードバンク愛知」(愛知県北名古屋市)が参加する。認証制度で、活動はどう変わるのか、フードバンク愛知理事長代理の寺田覚さんに聞いた。

 企業などから寄付された食材や生活用品を、生活困窮家庭に無償で食事を提供する子ども食堂や、フードパントリー(食品などの無償配布)の取り組みに供給する役割を担うFB。実証は、認証制度を来年度にスタートさせることをめざして、消費者庁などが8月から始めた。

 なぜ、認証制度が求められているのか。

全国に団体が乱立も「人手不足や管理不十分」

 寺田さんは、「FBは全国に…

共有