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奈良県立大の学生が作った「高山偏愛まっぷ」

 特産の竹を利用した造形作品をろうそくの光で照らすイベント「高山竹あかり」が12、13両日、奈良県生駒市高山町の高山竹林園で開かれる。開催に合わせて、同県立大地域創造学部の学生が周辺の散策マップ「高山偏愛まっぷ」を作った。

 高山竹あかりでは、公募で集まった川柳を書いたあんどんが並ぶ。同学部の学生は昨年から地元の子どもたち向けに川柳教室を開いており、今年はより多くの人に竹あかりに参加してもらおうと、散策マップの制作にも取り組んだ。

 夕方から始まる竹あかりだけでなく、当日の高山地区を丸ごと楽しんでもらうため、マップには昼からのデートプランを掲載。近鉄学研北生駒駅を起点にバスや徒歩で、くろんど池やカフェなどを巡るコースを組んだ。

 マップの制作は3年の田崎紗羽(すずは)さん、4年の原田凜(りん)さんと水野仁子(にこ)さんが担当した。田崎さんは「現地取材で感じた景色の懐かしさから、地図にもレトロ感を出そうと考えた」と話す。イラストや文字はすべて手描きで色調も抑え、どこか遠足のしおりを思わせる仕上がりだ。

 高山竹林園や近鉄生駒駅などで配布しているほか、高山竹あかりのホームページ(https://takayamatakeakari.amebaownd.com/)からもダウンロードできる。(神田剛)

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