Smiley face
毎熊克哉さん=篠田英美撮影
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 「続けても地獄。辞めても地獄。じゃあ、どっちの地獄がいいんだ」。このまま俳優を続けるのか。「明日死ぬなら」と考えて、決めた。

 「遅咲きの新人」と呼ばれる。2016年に劇場公開された映画「ケンとカズ」が転機だった。仕事は増えたものの、バイトに行けないと、金がない。俳優だけでやっていくことは全く想像がつかなかったが、事務所の社長に、バイトをいったん辞めてみろと言われて腹を決めた。

 「結構、極端なタイプなのか…

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