コムデギャルソン、アンダーカバー、ダブレット、キディル……。日本を代表するブランドとの協業が注目を集めるシューズブランド、キッズ・ラブ・ゲイト(KLG)。デザイナーの山本真太郎(50)に、コムデギャルソンの川久保玲らとの協業や靴作りへの思いを聞いた。
運命の連絡は、突然だった。2023年のある日、コムデギャルソン社から連絡があった。「川久保さんが僕と話したいと言うんです。詳しいことは言えないけれど、そうしてコラボが始まった」
24年春夏メンズコレクションから始まった協業。二つのシューズが上下に重なっていたり、つま先が左右に分かれていたり。独特なフォルムの靴はたちまち話題になった。
1974年生まれの山本は89年、15歳で渡英。当時ロンドンを中心にカルト的な人気を誇ったシューズデザイナーの故ジョン・ムーアの影響を受け、その直系の店で働いて靴作りを学んだ。
「戦争なんて…」川久保の思いを形にしたブーツとは
2000年に帰国して東京・…