「ピースメーカー」「朝鮮半島にも平和をつくってほしい」「米国が再び偉大になりつつあるようだ」。李在明(イジェミョン)韓国大統領は25日、トランプ米大統領の前で、歯が浮くような発言を繰り返した。なぜ、そのような態度をとったのか。李氏の外交ブレーンが、その舞台裏を明かした。
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米韓両政府によれば、韓国の趙顕(チョヒョン)外相は李大統領の訪日に同行せず一足先に訪米し、22日にワシントンでルビオ米国務長官と会談していた。韓国で外相が大統領の外遊に随行しないのは異例の出来事だ。
米国務省は、ルビオ氏と趙氏との会談では、「インド太平洋での抑止力の強化、米国製造業の活性化、貿易関係の公平性と互恵性の回復」などについて協議したと説明した。李氏の外交ブレーンによれば、米側は米韓同盟の再定義や農産品の市場開放などで韓国側に合意を迫った。
このブレーンは「韓米で完全…