こちらをみつめるキタキツネのこども=2024年5月29日、北海道標茶町、角野貴之撮影 北海道東部にある標茶町の林で、キタキツネのこどもがたわむれていた。巣穴近くの茂みから、3匹がひょこっと顔を出し、あたりをうろうろ。5月下旬のうららかな日差しに、あくびがとまらない様子だった。 北半球にいるイヌ科アカギツネの亜種で、道内全域でみられる。3、4月ごろの出産期、一度に3~6匹がうまれ、秋には親離れする。 エサやりは厳禁。人や車に慣れると、車の事故などにあいやすくなる。寄生虫エキノコックスの宿主でもある。やさしく見守るのがいい。(角野貴之)