2千円で7千円分の「お買い物ができる!」とうたう「しもつま物価対策支援券」の案内チラシ

 先の見えない物価高に市民生活が苦しめられるなか、茨城県下妻市は、プレミアム率(上乗せ率)が250%と、とても「お得」な商品券を販売する。つまり、元々の金額の3.5倍の買い物ができるのだ。生活支援や地域の活性化が目的で、市内の全世帯が対象になる。

 7月1日に発売される「しもつま物価対策支援券」。1世帯あたり1冊の商品券(額面7千円)を2千円で購入できる。

 500円券が8枚の「共通券」(同4千円)と、大型店では使用できない6枚の「専用券」(同3千円)がつづられており、支援券を取り扱う市内の245店舗で買い物が楽しめる。

 購入できる対象は今年4月1日現在で下妻市に住民登録がある約1万8千世帯。市は関連事業費として一般会計予算に約1億2千万円を計上した。財源には主に国の地方創生を目的にした臨時交付金を充てる。

大幅引き上げ、小口化で求めやすくも

 市は昨年度まで、5千円で8…

共有
Exit mobile version