花の季節が幕を開けた。国営ひたち海浜公園(茨城県ひたちなか市)では5日現在、人気のネモフィラが三分咲き、スイセンは満開、チューリップも咲き始めている。1日から5月末まで「Flowering(フラワリング) 2024」が開かれており、週末・祝日を中心に多彩なイベントが催される。
青空に溶け込むような淡い空色の花が特徴のネモフィラ。約4・2ヘクタールの丘一面に1品種530万本が植えられている。
同園によると開花状況は平年並みで、昨季に比べて4日ほど遅い。今季は4月2日に咲き始め、5日から三分咲きとなった。9日ごろから五分咲き、12日ごろからが見頃と予想されている。
同園では見頃を「七分咲き」「満開」「後半」と分けており、ゴールデンウィーク半ばまで見頃が続く見込みという。
今が盛りのスイセンは約1ヘクタールに230品種100万本が咲き誇り、見頃は15日ごろまで。
約4300平方メートルに270品種26万本が育てられているチューリップの見頃は4月中旬ごろになりそうだ。
バラは約3500平方メートルに120品種3400株あり見頃は5月中旬から6月上旬の見通しだ。
同園の渡邊万里映さんは「色鮮やかな花々が次々に咲き連なる季節を楽しんでいただければ」と話す。開花情報と混雑予想は同園ホームページ(https://hitachikaihin.jp/)で見ることができる。(中村幸基)