全国で弁当チェーン店を展開する「ほっかほっか亭総本部」(大阪市)は29日、メニューの「スペシャルシリーズ」を6月にリニューアルする、と発表した。コメなど原材料が高騰するなか、白米の量は減らさずに一部商品では値下げに踏み切る。背景には前年の「失敗」があるという。
スペシャルシリーズは店の通常の弁当よりもおかずが多く、ボリュームがあるのが売り。リニューアルでは新たに店で手作りするニラ玉をおかずに加えるほか、シリーズ一番人気の「のりスペシャル」のおかずにエビフライを復活させる。のりスペシャルは現行の820円(税込み、西日本価格)から790円(同)に値下げする。いずれの商品でも、コメの価格が高騰しているが、弁当の白米の量は変えないという。
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原材料費や人件費が高騰し、同社も対応に苦慮している。昨年6月に実施した同シリーズのリニューアルで値上げしたほか、野菜を取り入れたおかずに変えたところ、客数減を招いてしまったという。
白米を焼きそばやナポリタン…